用語集
以下は、多くの Rust 用語に短い定義を与えることを目的とした用語集です。翻訳においては、これにより用語を 英語の原語に結び付ける役割も果たします。
- 割り当て:
ヒープ上での動的メモリ割り当て。 - 配列:
メモリ内に連続して格納された、同じ型の要素からなる固定サイズの コレクション。参照: 配列。 - 関連型:
特定のトレイトに関連付けられた型。型同士の関係を定義するのに 役立ちます。 - ベアメタル Rust:
低レベルな Rust 開発。多くの場合、オペレーティングシステムのない システムにデプロイされます。参照: ベアメタル Rust。 - ブロック:
ブロック と スコープ を参照してください。 - 借用:
借用 を参照してください。 - 借用チェッカー:
すべての 借用 が有効であることを検査する、Rust コンパイラの一部。 - ブレース:
{と}。波括弧 とも呼ばれ、ブロック を区切ります。 - チャネル:
メッセージを安全にスレッド間で受け渡すために 使用されます。 - 並行性:
複数のタスクまたはプロセスを同時に実行すること。参照: Rust の並行性へようこそ。 - 定数:
プログラムの実行中に変化しない値。参照: const。 - 制御フロー:
プログラム内で個々の文や命令が実行される 順序。参照: 制御フローの基本。 - クラッシュ:
プログラムの予期しない、処理されていない障害または終了。参照: panic。 - 列挙型:
複数の名前付き定数のいずれか 1 つを保持するデータ型で、関連付けられた タプルまたは構造体を伴う場合もあります。参照: enum。 - エラー:
期待される動作から外れる、予期しない状態または結果。 参照: エラー処理。 - エラー処理:
プログラム実行中に発生する エラー を管理し、それに 対応するプロセス。 - 関数:
特定のタスクを実行する、再利用可能なコードのブロック。参照: 関数。 - ガベージコレクタ:
もはや使用されていないオブジェクトが占有しているメモリを自動的に 解放する仕組み。参照: メモリ管理へのアプローチ。 - ジェネリクス:
型のプレースホルダーを使ってコードを書けるようにする機能で、異なる データ型に対してコードを再利用できます。参照: ジェネリクス。 - 不変:
作成後に変更できないこと。参照: 変数。 - 結合テスト:
システムの異なる部分や コンポーネント間の相互作用を検証する種類のテスト。参照: その他の種類のテスト。 - ライブラリ:
プログラムから利用できる、事前にコンパイルされたルーチンやコードの集合。参照: モジュール。 - マクロ:
Rust の マクロ は、名前に!が付いていることで 見分けられます。マクロは通常の関数では不十分な場合に使われます。典型的な例 はformat!で、これは可変個の引数を受け取りますが、これは Rust の関数ではサポートされていません。 main関数:
Rust プログラムはmain関数 から実行を開始します。- match:
式の値に対して パターンマッチング を行える Rust の制御フロー構文。 - メモリリーク:
プログラムが不要になったメモリを解放できず、 その結果としてメモリ使用量が徐々に増加していく状況。参照: メモリ管理へのアプローチ。 - メソッド:
Rust のオブジェクトまたは型に関連付けられた関数。参照: メソッド。 - モジュール:
関数、型、トレイトなどの定義を含む名前空間で、 Rust でコードを整理するために使われます。参照: モジュール。 - ムーブ:
Rust において、ある変数から別の変数へ値の所有権を移すこと。参照: ムーブセマンティクス。 - 可変:
宣言後に 変数 を 変更できる Rust の性質。 - 所有権:
値に関連付けられたメモリの管理をコードのどの部分が担うかを定義する、 Rust の概念。参照: 所有権。 - パニック:
Rust における回復不能なエラー状態で、プログラムの終了を 引き起こします。参照: パニック。 - パターン:
値、リテラル、または構造の組み合わせで、Rust において 式に対してマッチさせることができます。参照: パターンマッチング。 - ペイロード:
メッセージ、イベント、またはデータ構造によって運ばれるデータまたは情報。 - レシーバ:
Rust の メソッド における最初のパラメータで、 そのメソッドが呼び出されるインスタンスを表します。 - 参照:
所有権を移さずに値を借用する、非所有のポインタ。 参照は 共有(不変) または 排他的(可変) のいずれかです。 - 参照カウント:
オブジェクトへの参照数を追跡し、 カウントがゼロに達したときにそのオブジェクトを解放するメモリ管理手法。参照: Rc。 - Rust:
安全性、パフォーマンス、 並行性を重視するシステムプログラミング言語。参照: Rust とは何か?。 - 安全:
Rust の所有権と借用の規則に従うコードを指し、 メモリ関連のエラーを防ぎます。参照: Unsafe Rust。 - スライス:
配列や ベクタのような連続したシーケンスへの、動的サイズのビュー。配列とは異なり、スライスのサイズは実行時に決定されます。参照: スライス。 - スコープ:
変数が有効で使用できる、プログラム内の領域。参照: ブロックとスコープ。 - 標準ライブラリ:
Rust において不可欠な機能を提供するモジュールの集合。参照: 標準ライブラリ。 - static:
静的変数、または'staticライフタイムを持つ項目を定義するために使用される Rust のキーワード。参照: static。 - 文字列:
テキストデータを格納するデータ型。参照: 文字列。 - 構造体:
異なる 型の変数を 1 つの名前の下にまとめる、Rust の複合データ型。参照: 構造体。 - テスト:
ほかのコードの正しさを検証する関数。Rust には組み込みのテスト ランナーがあります。参照: テスト。 - スレッド:
プログラム内の独立した実行の流れで、並行実行を可能にします。 参照: スレッド。 - スレッド安全性:
マルチスレッド 環境で正しい動作を保証するプログラムの性質。参照: Send と Sync。 - トレイト:
未知の型に対して定義されるメソッドの集合で、 Rust において多相性を実現する方法を提供します。参照: トレイト。 - トレイト境界:
関心のあるいくつかのトレイトを型に実装するよう 要求できる抽象化。参照: トレイト境界。 - タプル:
異なる型の変数を含む複合データ型。タプルのフィールド には名前がなく、序数によってアクセスされます。参照: タプル。 - 型:
Rust において、特定の種類の値に対してどの操作を実行できるかを定める分類。 参照: 型と値。 - 型推論:
変数または 式の型を Rust コンパイラが推論する能力。参照: 型推論。 - 未定義動作:
Rust において結果が規定されていない動作または状態で、多くの場合 予測不能なプログラム動作につながります。参照: Unsafe Rust。 - 共用体:
異なる型の値を保持できるデータ型ですが、一度に保持できるのは 1 つだけです。 参照: 共用体。 - 単体テスト:
Rust には、小さな単体テストとより大きな 結合テストを実行するための組み込みサポートがあります。参照: 単体テスト。 - ユニット型:
データを持たない型で、メンバのないタプルとして記述されます。参照: 関数 のスピーカーノート。 - unsafe:
未定義動作 を引き起こせる Rust のサブセット。参照: Unsafe Rust。 - 変数:
データを格納するメモリ上の位置。変数は スコープ 内で有効です。参照: 変数。